2007年02月18日

となり町戦争


『となり町戦争』三崎亜記
集英社文庫 ¥476
第17回小説すばる新人賞受賞。
現在、江口洋介&原田知世主演で映画も公開されています。

なんだか設定が面白いなぁ、と思って読み始めした。

町の広報誌によって隣町との戦争を知った僕。
でも、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、
日常は淡々と過ぎていく。
かろうじて戦争を感じるのは、定期的に発行される広報誌の
戦死者数が増えているという事実だけ。
そんな僕が、隣町の偵察員として戦争に関わっていく・・・

ん〜、なんだかなぁ。。。という感じ。
すっごくシュールな世界です。
結局、最後まで戦闘シーンなどはなくて、
主人公も何の実感もないまま終戦になります。
現在の世界、現在の私達を示唆してるのかぁ。

確かに、世界のどこかで今も戦争が行われてて、
私が今、こうして普通に生活しているという事も、
めぐりめぐって戦争に加担してるという事になるのかも。

そういう難しいメッセージを小説にして表現するというのは、
確かにすごい能力だとは思いますが、
私は、小説は小説でもっと単純に楽しめる物の方が好きです。
先にも書きましたが、あまりにもシュールすぎて、
心に響いてこないというか。
私は、読書って、何かしら心にドンっとくるものがあって、
それが感情になって自分の物になるような気がするから、
こういう感じの物は苦手です。

でも、この感情の薄い感じは、まさに現在の世界の象徴なのかも。
posted by sunsun at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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